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2006年05月27日

5月第4週

月曜寄付き 16,250円
高値    16,260円
安値    15,550円
金曜引け値 15,970円
前週比   -190円

今週は大底シグナルからさらに下値を探りにいった後反発、日足では5MAを越えて陽線とういうことで来週に反発期待が持てる終わり方でしたが、週足ではどうなってるでしょう。

2006Y05M27D 231544828

下ヒゲの長い陰線です。5月2週目から三本連続の陰線となっており一見暴落前兆の三羽烏に見えますが、その前の週の陽線の上から1本目の陰線が始まってるため、この三本陰線は三羽烏ではなく押さえ込み線といわれています。翌週3本目の陰線を上抜くような陽線(さらに理想的なのは陰線に上寄りした陽線)が出ればトレンド復帰、しかも強い上昇余力が見込まれるとされ、成り行き買いがよしとされています。ただ、普通の押さえ込み線はここまで値幅を持つ事はなく、せいぜいその前の陽線下値を少し下回る程度です。この3週間続いた下落相場からは、簡単には上昇トレンドに復帰させないぞという雰囲気を感じます。
ではまだ下落が続くかというとそうとも思えません。一つは今週付けた陰線の下ヒゲの長さです。たとえこの3本陰線が三羽烏だとしても、3本目が長い下ヒゲを付けた場合先詰まりとなり、しばらくヒゲの中で揉み合うといわれています。しかも今回は押さえ込み線であるため潜在的な上昇力はそれより大きなものとなるでしょう。また、下値目処として考えていたボリンジャーバンドの-2σ近辺まで達した後上昇に転じた事から、ひとまず底値は固めたと考えます。
となるとあとは戻りの強さがどうなるかという事ですが…週末のダウナスダックを見てみましょう。両方とも週末にかけて反発となっています。特に日経平均との連動性が高いと言われているナスダックは火曜日の大陰線の中から下ヒゲを付けた陽線→窓を開けて上寄りし下ヒゲで窓を埋めた陽線→窓を開けて上寄りし下ヒゲで窓を埋めた小陽線と赤三兵先高の形になっています。これは嫌が応にも期待が高まる足です。また週末のCME225先物の終値は16,140円(大証終値比+160円)と大きく上昇しています。今週の陰線に上寄りすることは難しそうですがしっかりとした足で26wMAを越えてくる事は十分期待出来ます。
本当のセリングクライマックスはまだ先にくると思っています。しばらくは小刻みに変わる短期的なトレンドの方向性を素早く察知して乗り降りを機敏に、また常にキャッシュポジションを多めにしておくことが必要だと考えます。

投稿者 ronjin : 2006年05月27日 23:49


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