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2006年10月11日

10月11日 上昇限界?

大引け(16時30分)

日経平均 16,400.57 ▼76.68

後場寄り下放れてレンジブレーク、一時戻すものの半日窓埋めが精一杯。安値引けとなりました。振り分け線から、はらみ抱き上げかぶせ線、と非常に強い天井シグナルとなっています。引け値ベースで16,500円にタッチする日がなかったことに、ちょっと物足りなさを感じますが、いずれにしても上昇力には限界を感じます。週前半に無理して高値で保ち合ったようにも見えるため、オプションSQに向けて大幅下落となる可能性も考えられます。

今日の引け味から考えると、明日の下値目処は16,200円近辺でしょうか。引き続き寄り引けとB'線との関係には注意が必要です。前場売った分も含め全売り玉持ち越し。明日は16,500円超え・16,200円割れでの買い戻しを想定しています。

こっからはテクニカルなコメントでも裏が取れてる話でもなんでもないちょっとオカルトな話です。
911テロのとき、NYを始めとする株式市場は大幅安となり、事前に空売りしていたテロ組織は莫大な資金を得たと言われています。またその経験を糧に、その後の突発的な地政学的リスクやテロに対しては三大株式市場は下がらないようになったとも言われています。
今回の北朝鮮による核実験(?)で、アジア各国の株式市場は下落に見舞われましたが、日本を含めた三大市場のインデックスは下落しませんでした。テクニカル的に見た日経平均(NY相場も)は、週初反落に転じてもおかしくない状況だったため、不謹慎ながら金正日はいいタイミングで実験発表したなと思ったもんです。そんな今週の日本相場ですが、細かく見てみると225指数とその関連銘柄以外はほぼ総崩れに見えます。
どこかの大きなお金が買い支えたのか?などと妄想は膨らみますが、そんなことを考えても市井の小口投資家である私には本当のことはわかりません。まずは、高止まりに限界が見えてきた日経平均の続落に期待するだけです。

前引け(12時10分)

日経平均 16,497.81 △20.56

寄り付きでわずかながら16,500円を下回り、その後続伸するものの16,600円には届かず反落。16,600円を上値16,450円を下値とした三角保ち合いの頂点に向かって推移しています。時間線の収束が観測されており、徐々に煮詰まってきています。16,600円超え・16,450円割れには付いて行って良さそうです。

寄り付き16,500円を超えなかったことから上値は16,620円と判断しました。ただ、下値を探ることなく上値追いの様子だったため、先物16,550円で一部買い戻し。先物が一時16,600円を超えても現物の追随がなかったため、レンジを確信し16,620円で売り建て、持ち越しです。
引き続き先物16,350円近辺では買い戻し、16,650円超えではLCを意識して臨む予定です。


寄り付き前(8時30分)

DOW 11867.17 +9.36
NASDAQ  2315.43 +3.66
CME225 16530 +20
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3430万株、買い3830万株
差し引き400万株の買い越し

NY市場は高止まり。ここまで膠着するのも珍しいです。本来なら既に反落している可能性が高いだけに、この壁を抜ければダウは12,000ドル、ナスダックも高値更新となるのかもしれません。CME225先物は小幅高での返りとなっています。寄り付きで現物が16,500円を超えるならばザラ場で窓上限、引け値で16,650円近辺までの上昇も想定されます。その場合の下値は16,350円となります。

昨日後場の動きは、目先筋の指数引き上げとそれに伴う売り方踏み上げによるものと考えます。そう考えると売りポジション継続ということになるのですが、粘り強いNY相場と寄り付き前注文動向を見ると不安になりますね。現物が寄り付きで16,500円を超えてくるなら、一旦買い戻しから売りどころを探ることにします。16,500円を超えない寄り付きとなれば、16,350円〜16,620円をレンジと見て逆張りで臨む予定です。

投稿者 ronjin : 2006年10月11日 08:32


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