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2007年04月26日

4月26日 たすきの掛け返し

大引け(16時)

日経平均 17,429.17 △193.01

後場寄り上放れから上昇も現物17,500円に届かず売り押される展開。ある程度予想された動きとは言え相場全体にやる気のなさが漂っています。今日もまた一段と保ち合いを煮詰める動きとなっています。日足ではたすき線、昨日に続いて連続のたすき線となっており、(一応)上昇シグナルです。
NYの強さが波及したとは言えず、先物のまとめ買い・まとめ売りに現物も振り回されているだけです。逆に言えば比較的シンプルな動きとも言え、小いさな値幅取りには簡単な地合いとも言えます。GW明けまではこんな調子が続くのでしょうか。

前引け時点である程度予想された展開だったため、後場寄りで買い戻しからドテンの買い、17,500円で売り。キャッシュポジションです。嫌な予感程よく当たります。

前引け(11時50分)

日経平均 17,365.64 △129.48

17,500円どころか雲上限17,400円水準すら下回る寄り付きとなりました。寄り付きから一吹きするも雲上限を天井に反落から17,350円水準での保ち合いとなっています。30分足で見たときの今日の寄り付きは、下方三角保ち合いの上値抵抗線を上放れての寄り付きになっています。同時に5分足一目均衡表においても雲上寄り付きとなっており、強い上昇トレンドの発生が予感される形です。にもかかわらず日足雲を上抜けすることが出来なかったことは、日足ベースでのトレンドが下向きであることと、同水準が支持・抵抗帯として未だ強く機能していることを示しています。
一時分足雲中に突っ込んだものの再び上昇に転じる等、狭い範囲での保ち合いが続いています。前引け時点での日足ははらみ十字小陽線(陰線の後)となっており、このまま保ち合いで引ければ明日反発続伸となる可能性もあります。
GW前の一週間ということで出来高も少ないため、仕掛けには反応し易い地合いとなっています。基本的なスタンスはショートにとって、吹き上がる動きにはすぐさま買い戻しをかける小幅は値幅取りが続きそうです。

雲上限で頭打ちの様相を呈した先物17,410円打診売り。短期保ち合いを経て下抜けた17,370円追撃売り、持ち越しです。ちょっと嫌な雰囲気です。後場現物17,420円超えでLC、17,300円水準での保ち合いから反発となれば小幅利確、下抜ければ雲下限17,200円水準での利確を予定しています。


寄り付き前
(8時30分)

NYダウ 13089.89 △135.95
NASDAQ 2547.89 △23.35
CME225 17495 △215
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3680万株、買い3220万株
差し引き460万株の売り越し

昨日後場の相場は17,300円水準に上値を抑えられた保ち合いでした。日足雲下限が下値サポートラインとして機能していますが、今日の寄り付き雲下限を割り込むこととなれば大幅安の展開が予想される線でした。日足ではたすき線、前日陽線を下げ足の差し込み線(一本目)とする反落の一日となっています。
NY市場は大幅上昇となりました。ダウが非常に強く、ナスダックはまだ弱いところを見せているものの引きずられる形での上昇となっています。CME225先物は17,500円水準での返りとなっています。17,400円〜17,500円は多くの支持・抵抗線が集まる厚い帯となっています。寄り付きこの支持・抵抗帯をまとめて超えてくれば、同水準を底値とした動きも期待出来ます。17,500円に届かない寄り付きなら雲上限17,400円〜転換線17,500円での攻防戦が予想されます。
NY市場が上抜けしたことから、日本市場もこれに連れて上値追いとなる可能性も出てきました。ただ今日の寄り付き前注文動向も460万株の売り越しとなっており、好調が予想されるNY市場とは一線を画したものとなるのかもしれません。
いずれにしても日足ベースでのダウントレンドは継続しており、まだしばらくは先物押し目を買うよりは吹き上げを売る戦術がいいのではないでしょうか。

17,500円水準調整での保ち合いは上を売ります。17,400円水準調整での保ち合いは抜けに付きます。

投稿者 ronjin : 2007年04月26日 08:32


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