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2007年05月15日

5月15日 疲労相場

大引け(15時30分)

日経平均 17,512.98 ▼164.96

後場寄りから戻り試すも17,600円に届かず反落。17,500円を割り込んだ水準での反発も分足雲下の動きです。今日の日本相場は珍しく主体的な下落となっています。NY市場の先詰まりを考えるとさらに下振れる可能性が高まってきましたね。日足では下放れ陰線。一昨日高値を上値とし、昨日の足をきれいな捨て子線とする形です。
もし明日17,450円を割り込む寄付きから陰線引けとなれば、先週足が演じた窓空けの上昇シグナルはダマシとなり、今度は強い下落シグナルとなります。日足三角保ち合いは頂点に向かって保ち合いを煮詰めており、近々これを抜けることが予想されるため、ここしばらくの動きは注意して見守りたいですね。
過去数日に渡る窓を空けての上下動は相場を疲労させる動きです。こうなってくると上値はどんどん重くなり戻れば売りの地合いが形成され易くなります。思った以上に上抜けは難しいかもしれません。

後場戻る動きも17,600円に届かず保ち合いとなった、先物17,580円売り建て。17,500円に突っ込んだ後の戻り局面、先物17,520円買い戻し。キャッシュポジションです。ひとまず先週空いた窓17,400円水準までの下落は視野に入れつつ相場に臨みたいですね。

前引け(11時50分)

日経平均 17,556.23 ▼121.71

寄り付き前の機械受注統計が市場予想を下回ったことも手がかりとなり、寄り付きから17,600円を割り込む動きとなりました。節目割り込みの寄り付きから戻って節目までとなり、17,600円水準を上値に下落の動きとなっています。ただ17,500円を割り込む動きとはならず、同水準からは反発の前引けとなっています。
後場も前場同様17,600円水準が上値として意識されますが、これを急騰によって超えることがあれば一気に窓埋めとなるでしょう。13時30分頃まで17,600円を超えず保ち合いとなれば再び売りから値を崩す展開が予想されます。

予想以上に安く寄り付いたことから寄り付き売買は見送り。節目17,600円を上値に保ち合いの動きとなったため、先物17,600円・17,610円で売り建て。17,500円水準での保ち合いから戻る動きとなった17,540円買い戻し、キャッシュポジションです。
機械受注統計を手がかりにした売り仕掛けからの窓空け下落です。このまま本格的な下落トレンドに乗るとも思えず、保ち合いを継続する可能性が高いと考えられます。突っ込みは買い、吹き上げは売りで対処していきます。


寄り付き前
(8時30分)

NYダウ 13346.78 △20.56
NASDAQ 2546.44 ▼15.78
CME225 17690 ▼20
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3710万株、買い2870万株
差し引き840万株の売り越し

NY市場はまちまち。ダウは続伸も高値保ち合いから先詰まり。ナスダックは高寄りからかぶせ陰線、やや弱い保ち合いとなっています。いずれも目先天井感の漂う動きです。
CME225先物は大証先物終値水準での返り。ひとまず昨日空けた窓を埋める動きが予想され、上値17,750円・下値17,600円のレンジが意識されます。

17,750円水準への吹き上げは売りで対処。17,550円水準への突っ込みは買います。17,650円を下回る寄り付きには打診売りから17,700円水準まで売り上がります。

投稿者 ronjin : 2007年05月15日 08:31


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