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2006年07月23日

7月第4週

月曜寄付き 14,710円
高値    14,960円
安値    14,430円
金曜引け値 14,820円
前週比   -20円

週初火曜日に窓を空けて下落、そのまま14,500円を割り込む。翌日のはらみ十字線を経て今度は窓を空けての上昇、大陽線。そしてはらみ十字線。相場は、今自分がいるべき場所を見つけることができていない。大きく動いては行き過ぎじゃないかと思って立ち止まることを繰り返す。そんな一週間。自らトレンドを作ることを放棄して外部環境に身を委ねている形。

7月第5週予想
予想上限 15,100円
予想レンジ 14,600円〜15,000円
予想下限 14,050円

今週も外部環境の主要因となっているNY市場を見てみましょう。ダウ・ナスダック共に底打ち反転シグナルから水曜日には大陽線を立てて反発機運が高まりました。しかし翌日には、ナスダックに於いてその反動での売りでは説明がつかない暴落が起きてます。ダウはそこまで弱くないものの、さすがに横で行って来いの暴落やられたんじゃどうしようもありません。結局、金曜日も続落して週を終えています。
ナスダックの弱さは日本相場の比ではありません。もしこのまま2,000ポイントを割り込むようなことがあれば次の下値目処は一気に1,900ポイントとなり、そこを目指す展開となれば世界的に株安不安が一気に高まる動きとなり得ます。火曜日につけた下影を死守出来るかどうかが大きなポイントです。
ダウは大陽線の後二日続落したものの週足では上影はらみ陽線となっており続伸が期待出来る形です。ただし、週明けに続落した場合、日足三羽烏となるためモメンタムは一気に弱気に傾くことが予想されます。
以上のことからNY市場は、来週前半が正念場になると予想されます。ナスダックが踏ん張れずあっさり底割れするようならば、一気の暴落から中期の調整もあり得るため、日本相場に於いてもポジションは売りへと変更せざるを得ないでしょう。逆に言えば、ここで踏ん張れればナスダックは短期の二番底を形成、ダウは5dMAに支持されての上昇トレンド継続という形になります。ナスダックの週足は売り方力尽きの兆候も見られる為、反発の可能性は決して低くはないと思います。
翻って日本市場の週足は、先週の陰線に安寄りしたものの目処となるTOPIXの窓下限できっちり反発となり、十字小陽線となっています。予想レンジ内の動きではありますが、実は先週の時点では、下影陽線の差し込み線を予想していました。そうなれば二本目の差し込み線となったのですが、そこまでは強くなかったということでしょう。日足では放れ大陰線の後のはらみ十字、放れ大陽線の後のはらみ十字と全く持って方向感が出てこない動きです。
大陽線の後のはらみ線であることこととNY市場が軟調であったことから、週初の日本市場はまずは下窓を埋める動きが予想されます。その後の動きもNY市場に左右されることとなるのでしょうが、続落となったとしても14,000円前後までの下落に留まるものと予想しています。とはいえ積極的に上値を追う展開にもなりづらく、いくつかの抵抗帯が重なる15,000円から15,100円どころを超えてくる動きにはならないでしょう。
ボックス相場の逆張りが比較的有効な戦術となるとは思いますが、底割れ懸念が全くないわけでもなく難しい一週間になります。個人的には、前回暴落時に売り込まれて今回の下落では底堅く推移している個別銘柄の買いと、プロテクティブプット(原資の急落に備えて安い権利行使価格のプットを買うこと)の組み合わせが、面白いのではないかと思っています。

投稿者 ronjin : 2006年07月23日 12:32


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