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2006年08月06日

8月第1週

月曜寄付き 15,460円
高値    15,580円
安値    15,280円
金曜引け値 15,490円
前週比   +150円

前週末のNY市場を受けて窓空けて始まった8月第1週だったが、例によって窓埋めの動き。2日続けて上値下値共に切り下げながらの陽線で窓を埋めるという珍しい形。水曜日に窓を埋めて反発したものの上窓下限が強硬な上値抵抗帯となって跳ね返される。引け値ベースでは結局1回も15,500円を超えることができなかった。
閑散相場の中、先物主導で目先筋の動きに振り回される展開。決定的なトレンドを作る動きはなく手を出しにくい相場環境。

8月第2週予想
予想上限 15,800円
予想レンジ 15,350円〜15,700円
予想下限 15,200円

ダウは底堅くナスダックは上値重くとNY市場も複雑。揉み合いの後金曜日にはネックライン突破したダウもその日のうちに押し戻され、週足では長い上下影を持つ星。ナスダックも上値下値共に切り上げる動きで強く見えるが、週足でははらみ十字陰線。日本市場を含めて膠着感の強い相場展開となっている。
テクニカル分析的な立場から見た8月第2週の日経平均は、週足大陽線後の明星であるため、反落もしくは同水準での保ち合いで二つ星となる可能性が高いとしか言えない。ただ8日にはFOMCという大きなイベントが控えている。イベントドリブン型の相場展開にテクニカルを加えて予想してみたい。
FOMCまでの日本相場は大した手がかりもなくボックス内での保ち合いとなる可能性が高い。分足ベースでは徐々に弱く推移していることから、週初は2日のザラバ窓を目指すものと考えられる。15,350円どころが下値目処となる可能性が高く、この水準では逆張りで望みたい。一旦底を打った後は利上げ打ち止め観測からの先回り買いが入り、反発に転じるだろう。それでも窓下限から15,700円どころの売り圧力は相当強い。安値で仕込んだ玉はこの水準で一旦売り上がるべきであろう。
金曜日にはオプションSQが控えていることから、商い薄の中で仕掛けに伴った動きが出る可能性も低くない。もし利上げ打ち止めとなった場合、買い仕掛けから値を飛ばすこととなれば15,800円からひょっとしたら16,000円どころに急接近することも考えられる。しかしその水準での上値の重さは今の市場エネルギーでは突破することは非常に難しい。あくまでもSQに絡んだ思惑買いと割り切って、ここでもまた逆張りで望みたい。
市場のコンセンサスは利上げ打ち止めである。この通りの発表となった場合、材料出尽くしから反落とまではいかないまでも、上値抵抗帯を突破して新しいステージに入る可能性は低い。逆に利上げ継続となった場合、大きなネガティブサプライズと受け止められる可能性が高く、一気に下値を割り込む可能性もある。もし、日本市場が先回りの買いに向かうような動きがあれば、SQ直前で格安になってるプットを買っておくのも一興であろう。もちろん8日の発表を前にイベントドリブン型ロングストラドルも悪くない。

投稿者 ronjin : 2006年08月06日 12:20


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ダブルボトムのネックラインがかな〜り重い。が、下にも垂れない。近づいてきた5dMAに対してどんな動きになるのか、気になるところ。さすがに上が重いから一旦5... [続きを読む]

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