« 9月第5週 | メイン | 10月3日 放れ並び陽線 vs. 陽陽のはらみ線 »
2006年10月02日
10月2日 レンジブレーク
今週の週間予想はこちらからどうぞ。今日から1日1エントリにまとめます。最新の投稿以外は全文で参照出来ます。
大引け(17時)
日経平均 16,254.29 △126.71
TOPIX 1625.12 △14.39
東証一部
出来高 16億0,640万株
値上がり銘柄数 1,111
値下がり銘柄数 461
後場寄りからもう一段買われてちょっとした踏み上げのような形になりました。2時頃高値を取った後は利益確定の売りに押されて急落。一度は戻したものの引け際にも売り込まれて分足雲上限に突っ込む形で終わっています。
金曜日が首つり線だったのにも関わらず続伸した材料としては寄り付き前に発表された日銀短観が予想以上に良かったことが挙げられますが、テクニカル的に大きな意味を持つ一日となりました。
短期的には寄り付きがA線をギャップアップしてきたことにより上昇トレンドが継続することとなり、上値限界が16,350円へと引き上げられました。中期的には月足10月寄り付きが9月の十字陽線の終値を超えてきたことから押し目を付けながらの反発が期待出来る形となりました。
しかしなにより大きいのは遅行線がB線を超えてきたことです。B線は5月戻り高値から始まる下落トレンドの上値抵抗ラインでした。前回アイランドリバーサルとなったときにローソク足では窓を空けて超えており、今回の上昇局面においても先週木曜日に上抜けしています。1度目は騙し・2度目は本物という経験則から、本格的な上昇トレンドへの移行も遠くないなとは思っていたのですが、遅行線が超えてきたことでますますその可能性が高まってきました。
今後最も強い形としては超えたB線を遅行線が下回らないことなのですが、週足ベースでのランニングギャップはほとんど存在しないことや、直近4日間で雲上限から窓上限までの大幅上昇となっていることとなどから、少し難しいように思います。もう少しおとなしい形として、今日空けた窓を埋めた後続落となっても、ローソク足がB線を割り込まなければC線にサポートされる形での上昇トレンド形成となるのではないでしょうか。
また、週初一気の上昇となったことでレンジの修正があります。上値限界を窓上限16,250円から上昇三角保ち合いの上値抵抗線16,350円へと変更します。下値限界は引き続き15,800円ですが、今日の動きから見て15,900円を割り込む可能性は低くなったと考えています。
個人的には後場のプチ踏みを見て16,340円で売り建て。踏まされそうな予感もありますが、この辺が天井かと思ったところからのもう一段は売り。さすがに高すぎるんじゃないかと思っています。引け味の悪さとNYの今晩の動きを考えて売り持ち越したのですが…さてどうなるでしょう。
前引け(12時)
日経平均 16,268.90 △141.32
寄り付き節目16,150円をギャップアップしたためポジションは短期の買い。ただ、一気に窓埋めまで行ってしまったため一旦利確。今日の引けが16,210円を上回るようなことがあると、ますますトレンド転換の可能性が高まってきます。遅行線がB線を超えて引けることができるのかどうか、後場注目したいと思っています。
寄り付き前
DOW
11679.07 -39.38
NASDAQ
2258.43 -11.59
S&P500
1335.85 -3.30
SOX
454.70 -5.42
CME225
16110 +10
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3930万株、買い4170万株
差し引き240万株の買い越し
NY市場は反落、ナスダックは二本目の包み陰線となった。ダウの高値突破となるかどうかの瀬戸際にきているが、ナスダックのチャートを見る限り一度は調整が入りそうな気配です。
CME225先物は大証先物終値とほぼ同値。金曜日高値を超えてくるようならば16,150円から16,250円程度までの上昇も見込まれます。
双日(2768)
現在の株価は大きなボックス相場の下限付近に位置しています。この水準では下値不安も少なく、ダブルボトムからの反発も意識される形となっています。指数の下落局面で徐々に買っていっていきたい銘柄です。
投稿者 ronjin : 2006年10月02日 08:33
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://stockcharts.jp/MT-3.2-ja-2/mt-tb.cgi/324