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2006年10月05日

10月5日 振り分けの線

大引け(16時30分)

日経平均 16,449.33 △366.78

後場小安く寄り付いた後大幅反発、節目節目では揉み合うものの一時は16,500円に迫る勢い。引けにかけて利益確定の売りに押されたものの350円を超える大幅高となりました。「三手打ちは向かいの急所、目をつぶって向かえ」とは言うものの、さすがにこれほどの上昇は驚きです。
さて、そんな今日の足は「振り分けの線」実体部分の重なりがない「たすき線」です。相場の下位では「捨て子線(反発シグナル)」に準ずるものとして、下落局面では「たすき線(追撃売りシグナル)」に準ずるものとして、たまに見かける線ですが、今回のように上昇局面で見かけることはあまりありません。強いて言えば大天井を付ける時(最も強く見えるとき)に見かけるぐらいです。今日の上昇が大天井かどうかはわかりませんが、昨日の三手打ち(反発シグナル)から即天井という可能性もゼロではありません。

後場寄り小安かったため16,350円でちょっとだけ売ったのですが、すぐに反発したため同値撤退。16,450円近辺での揉み合いとなったため、目先高値圏での反落もあるかなと打診売り、持ち上げられて16,470円踏み。引けにかけて16,500円から垂れてきたので、上に書いたように大天井の可能性もあると見て16,480円で売り持ち越しと、腰の据わらない取り引きとなりました。
週初想定していたシナリオが完全に役に立たなくなっており、ひとまず天井を打ってくれないことには次のシナリオも確定できずと、拠り所のない取り引きとなってます。さすがにこれじゃ利益は出ませんね。
明日寄付きで16,500円を超えてくるようならば再び踏むことになるのですが、NY相場がCME225先物をさらに100円持ち上げる程の力がないことに期待したいです…

前引け(12時)

日経平均 16,346.21 △263.66

NYダウの高値更新に伴うCME225先物の大幅高によって寄り付きから高値圏での揉み合いとなっています。ただ、節目を窓を空けて超えることができなかったため、抵抗ラインである16,350円近辺では上値の重い展開となっています。分足一目均衡表上では三役好転となっていますが、ちょっと足下に弱さを感じる水準です。後場窓を空け前場高値を上回る寄り付きとなれば一段高も考えられますが、13時頃までは16,200円・それ以降は16,250円近辺までの下落も考えられます。その水準では打診での買いを検討したいと思っています。

寄り付きから高く、かといって新規で売れる場所でもなかったため様子見で終わった前場でした。一時16,350円を超えた後押されたことから、後場16,350円を上回らない寄り付きとなった時は半日トレードで少し売ってみるかもしれません。

寄り付き前(8時30分)

DOW
 11850.61 +123.27
NASDAQ
 2290.95 +47.30
S&P500
 1350.22 +16.11
SOX
 456.80 +8.52
CME225
 16345 +225
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3330万株、買い2910万株
差し引き420万株の売り越し

NY市場は大幅続伸。ダウは再び史上最高値を更新、ナスダックは下げシグナルの下げ足の差し込み線を上抜けして直近高値を更新と先高感は非常に強い動きとなりました。CME225先物は大証終値から200円以上上げて返ってきています。昨日の日足の中での寄り付きとなれば目先上値は週足上値抵抗線の16,350円、そしてアイランドリバーサル時の高値16,430円あたりでしょうか。16,500円に近づく水準では戻り売り圧力も強くザラバ足での突破は難しいようにも思います。

今日の寄り付きが昨日の終値を大幅に上回ることが予想されるため、昨日の大陰線は騙しの三手打ちだったことが確認されそうです。ただ、今日においては寄り付き高値となる可能性も低くなく、売買判断は日足を見てからと言うことになります。もし16,150円から16,250円近辺での揉み合いとなれば打診で買ってみたいとは思っています。

投稿者 ronjin : 2006年10月05日 08:28


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