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2006年10月08日

10月第1週

月曜寄付き 16,169円
高値    16,481円
安値    16,028円
金曜引け値 16,436円
前週比   +309円

月曜寄付きに窓を空けて続伸、火曜並び陽線となった後上げの三手打ちを経て木曜大幅高からの金曜はらみ寄せという一週間。兆しから特に調整も挟まず一気に上昇してしまった一週間でした。さすがに二週間で1,000円近い上げとなったため調整も入りそうな気もしますが、このトレンドに乗った方がいいようにも見えます。来週の予想を見てみましょう。

10月第2週予想
予想上限 16,800円
予想レンジ 15,900円〜16,500円
予想下限 15,900円
金曜引け値予想 15,900円・16,200・16,500円・16,630円

2006Y10M07D

 今後年末にかけての大きな流れをとして、現時点では二つのシナリオが予想されます。一つは今の勢いそのままとはいかないまでも上昇トレンドを継続したシナリオであり、もう一つは15,500円〜16,500円の範囲でのボックス相場への移行というシナリオです。いずれのシナリオをとるかは現時点では断定出来ませんが、この2週間の動きを見る限りは上昇トレンド継続の可能性が高いのではないでしょうか。
 とはいえ、現水準は上昇トレンド途上と考えたとしても、やや高値水準にあるようです。現在考えられる上昇トレンドラインは2本あります。A-A'トレンドとB-B'トレンドです。週初一気に上昇して日足終値ベースで16,600円を超えてくるような展開となれば現在の上昇トレンドはB-B'トレンドであることが確定するため、上値余地は一気に16,800円から17,000円オーバーということになるのですが、16,500円近辺には分厚い壁が存在することが予想され、今回の上昇局面でB-B'トレンドが確定する可能性は低いと考えられます。となるとA-A'トレンドに乗ってることが予想されるわけですが、このトレンドでは上値余地はさほどありません。トレンド上限に到達する前に引け値で16,500円の壁を超える必要もあり、今の勢いのまま一気に抜け切れないとなれば一旦値幅による調整が必要になることが予想されます。
 調整となった場合の下値ですが、まずは遅行線のB'ラインまでの下落が想定されます。この抵抗ラインで反発となればトレンドラインはB-B'である可能性が高くなり、年末にかけて17,000オーバーから年初来高値の更新も期待されることとなります。B'を割り込んだ場合はA'までの下落が想定され、その場合は緩やかな上昇トレンドにより、年末にかけて17,000円を目指した展開となるのではないでしょうか。A'ラインを割り込んでくることとなれば15,500円〜16,500円の範囲でのボックス相場から、下落トレンドへの移行も視野に入ってきます。
 NY相場は金曜日の取り引きにおいて高値到達感から徐々に調整に移る動きが観測されています。NYが月曜日に続落となれば、連休明けの日本相場は寄り付きでローソク足がB'ラインを割り込むことも考えられます。その場合は16,200円近辺で一時保ち合ったあと、一度15,900円付近まで下値を探る展開となるかもしれません。逆にNY月曜日が大幅反発となり、高値更新という動きになれば、週初16,500円超えから一気に上窓埋めまでの上昇も考えられます。
 以上のように考えると、現水準は短期的には売りポジションが望ましいということになりますが、トレンドは上向きでもあり、スイングからポジショントレードにおいては積極的に売っていくというよりも買い玉利益確定から押し目を待つ水準ではないかと考えています。

 というわけで週足まで分析してみると金曜日に売り玉買い戻したのは失敗だったかもしれません。週初大幅安で寄り付いた時は動きづらいですが、短期トレードでは売りにスタンスをとって小幅な利益を狙っていきたいと思っています。ただ、その場合も節目である16,200円・15,900円どころでの反発には注意していこうと思っています。

投稿者 ronjin : 2006年10月08日 11:32


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