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2006年10月27日

10月27日 はらみ線のつつみ線

大引け(16時30分)

日経平均 16,669.07 ▼142.53

後場16,700円を境にしばらく揉み合うものの大口の売り注文を切っ掛けに下げ幅を広げる展開となりました。B'線に近づく水準では買い戻しが入り、急落時の窓下限16,660円は割り込まずに引けています。日足では包み陰線、昨日のはらみ陽線を包む陰線となったため強い下落シグナルとなっています。ただ、直近3日分の日足実体を丸ごと包む陰線でもあり、その意味では変則三手打ちともとれる形です。
来週月曜日には窓下限とB'線とが交差します。週初この水準を下回って寄り付くこととなれば、本格的な下落局面が予想されます。逆に三手打ちから16,840円を超える寄付きとなった場合は一気に17,000円超えも視野に入ってきます。

前引けエントリでは、今朝寄り付きで買い戻さなかった理由として窓空けを挙げましたが、それを含めてもっと大きな理由がありました。それはそのまま上昇することに対する違和感です。今週の寄り付き前注文動向で買い越しとなった日は今日を含めて4日あります。そのうち月曜日を除く2回は前日引け値を大きく上回る寄り付きから陰線を付け、結局マイナス引けとなっています。
目に見える材料(今回の場合寄り付き前注文動向)で強さを意識させて、気配の吊り上げから売り抜けというのは典型的な仕手筋の利益確定方法です。今週の日経平均の動きにはそういう雰囲気が感じ取れたため、ひょっとして今日もそうかもしれないなという思いがありました。まぁ、半分踏んでポジション軽くなってるから最悪17,000円までは付き合ってもいいという気持ちもありましたが。
そういう観点から見れば、来週の高値取りは難しいように感じます。ここに来てやっと調整に入ってくるのかもしれません。詳しくは週末エントリに譲ります。
そう言いながらポジションはちょっとだけ買いポジ。今日の下げでCMEの下げ分をそれなりに先回りしてることを見越してのポジションであり、上げ下げに関わらず月曜寄付き近辺で処分予定です。

前引け(12時)

日経平均 16,711.85 ▼99.75

ギャップアップしての寄り付きから大幅下落、転換線を割り込んだ水準では買い戻しも入って反発して引けています。このまま転換線近くの水準を維持して大引けとなり、明日転換線を割り込んだ寄り付きとなれば下落基調への移行が予想されます。一方後場反発となり16,800円を超える大引けから、明日寄付きで16,840円を超えてくればスピード調整終了から上値追いが予想されます。

寄り付き小幅ギャップアップだったため、少なくとも寄り付き窓埋め水準までの押しを見込んで売り玉キープ。あっさり分足雲中に入った後もいいところなく続落の動きとなったため日足転換線到達を待って買い戻しました。先物だけ見てたら寄り付きで踏んでました。危ないところです。現在キャッシュポジション。
今回の一連の取り引きでは、天井感が続く中、目先の動きに振り回された感は否めないです。当初から窓埋め水準をレンジ上限に設定しておけばここまで振られることはなかったと思います。トレンドラインよりも強いスタティックラインもあるということが今回の教訓になりました。


寄り付き前
(8時30分)

NYダウ 12163.66 △28.98
NASDAQ 2379.10 △22.51
CME225 16870 △40
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3350万株、買い4650万株
差し引き1300万株の買い越し

NY市場は続伸。朝方高寄り後売り押されるものの盛り返す。ダウは高値更新、ナスダックも年初来高値となりました。引き続き波高き線でしたが、ナスダックが保ち合い上放れから下値確認後の上昇となり、先高感を感じる動きです。
CME225先物は小幅高での返りとなっており、寄り付き前注文動向は1,000万株を超える買い越しと強く感じます。テクニカル的には窓上限を超えた寄り付きとなるかどうか、また引けで窓上限を超えれるかどうかに注目されます。

現物寄り付きが16,840円を超えてくるなら売り玉買い戻しから打診買いに動きます。最も強気弱気が踏んだ時が天井と言います。ひょっとして今日が天井でしょうか(笑)

投稿者 ronjin : 2006年10月27日 08:22


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