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2006年11月10日

11月10日 波高き線

大引け(17時20分)

日経平均 16,112.43 ▼86.14

後場寄付きから少し売られた後、先物主導での急上昇。一時16,300円に接近するも機械受注統計が予想を大幅に下回る結果であったことと、基調判断を下方修正したことを切っ掛けに急落。結局安値圏での引けとなりました。
日足では上影の非常に長い十字小陰線。ただし下値は昨日の安値を下回ることなく引けました。昨日に引き続いて波高き線となり天底の兆しを見せています。近いうちに反転シグナルが出ることとなればポジションは買い転換となります。

2時まで待てば簡単に突破出来る分足雲を、わざわざ分厚いところを抜けてきたことから不自然さを感じていました。それでも雲上限で押された後の雲突破局面16,220円では一旦LC買い戻しを行ってキャッシュポジションへ。その後踏み上げを誘った後16,300円を頭に保ち合ったのを見て16,270円での売り建てから週跨ぎの持ち越しです。
前引け時点では今日起こったことと反対のことが起こる可能性が高いんじゃないかと思ってました。つまり、機械受注統計発表前に先物の売り叩きが行われ、日足雲上限までの下落となった後、発表を受けて急上昇になるのではないかと。前引け時点で今日のシナリオを記述出来なかったことは残念ですが、いずれにしても重要指標発表前の先物主導の急騰急落は逆向かいの急所だと思っています。
値動きに釣られて買ったた小口が急落に間に合わず買い玉を残していることも予想され、売り仕掛けに反応しやすい地合いだと考えられます。来週前半には売り仕掛けからちょっとしたセリングクライマックスとなる可能性もあり、大陰線をもって底値を付けることも考えられます。

前引け(12時)

日経平均 16,140.11 ▼58.46

弱く寄り付いた後、一時分足雲中までの上昇。その後は16,100円〜16,200円の保ち合いながら徐々に上値下値を狭めてきています。引き続き4hMAは下向きであり、短期的なダウントレンドは継続しています。午後2時には機械受注統計の発表を控えており、またその時間帯には分足雲が極めて狭くなるため、発表を受けた急上昇も気に留めておくべきでしょう。もしそれ以前に日足雲上限近くまでの下落となっていた時は、買いの急所となるかもしれません。

なんだかんだで結局16,180円での先物寄り付きとなりました。寄り付き売り建てから戻りの16,210円での売り増し、持ち越しです。現物16,100円が予想以上に強い抵抗ラインとなっていますが、ここまで来たなら実線雲上限・遅行線C'タッチまでの下落の可能性が高いと思っています。現物16,250円を超えてくればLC予定です。


寄り付き前(8時30分)

NYダウ 12103.30 ▼73.24
NASDAQ 2376.01 ▼8.93
CME225 16150 ▼100
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3090万株、買い3670万株
差し引き580万株の買い越し

NY市場は反落。5日移動平均線上での動きだが、ナスダックは高値圏でのかぶせ線となっており、上値の重い展開へと移行しそうな雰囲気です。CME225先物は100円安での返りとなり、C'線の下での寄り付きとなりそうです。やはり一旦16,000円付近までの下落となるように思います。

寄り付きから16,210円までは売り上がり予定です。16,000円近辺から15,900円にかけては買い下がってドテンに向かおうと思っています。

845分追記
先物気配が上昇してますね。現在16,230円まで上がっています。現物寄り付きで16,210円を超えてくるようなら売り立ては見送りです。

投稿者 ronjin : 2006年11月10日 08:18


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