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2006年11月09日

11月9日 弱い上昇トレンドへ

大引け(18時)

日経平均 16,198.57 ▼17.17

後場ギャップダウンでの寄りから戻りを試すも16,200円を上回れず売り押される展開。2時過ぎからは急激に買い戻されるが結局は分足雲下限、及び16,200円に押さえられての引けとなりました。引けにかけての急騰は先物主導での上昇であり、売り方踏み上げを誘って現物引け後も先物は上昇、16,250円での引けとなっています。仕掛けたのは160プットを売ってる向きでしょうか?
日足では下影の長い十字小陰線となりました。昨日の図で見ると、遅行線はB'線の下で寄り付いて下で引けています。このことから、急な上昇トレンドからは脱落した可能性が高まり、次はB'線が遅行線の上値抵抗ラインとなることが予想されます。一方、実線はC'線の上で始まり、一旦C'線を大きく割り込むものの、引けにかけての急騰でC'オンザラインとなっています。まさにトレンドライン上の攻防であり、日足の影の長さと相まって気迷いの様相を呈していると言えるでしょう。
両者強弱対立する結果となってしまったため判断は難しいのですが、基本的には緩やかな上昇トレンドであるC'線までの遅行線下落シナリオの可能性が高まっていると思います。その場合の下値としては実線部分の雲上限が現時点でのサポートエリアとなります。
可能性は低いもののBトレンド継続シナリオも生き残っています。その条件は、現物ベースで明日寄付き16,260円を超え、下値16,210円を下回らず、引け値16270円±20円の範囲に収まることです。この3つの条件が全て揃えば、ほぼ確実に再び急上昇シナリオへ復帰すると考えています。ただし、もし明日急騰して16,500円を伺う引けとなればdMAの収束が進み、再び窓下限を天井として下落となる可能性が高まります。
明日寄付きで実線がC'線を下回ることとなれば、雲上限までの急落となる可能性が高いと考えています。その水準ではBトレンドにおいても底値圏となるため、売り買い向かいの急所となるのではないでしょうか。

後場寄りギャップダウンを見て戻りの先物16,210円追撃売り。2時過ぎからの急騰を見て雲下限までの上昇を見込んで16,170円で買い戻し、キャッシュポジションです。あまりの急騰に買い戻しが追いつかなかったですが、平均16,240円売りの16,170円買い戻しなので悪くはないですね。

前引け(12時10分)

日経平均 16,224.09 △8.35

寄り付きから小幅に上げるものの分足雲下限に跳ね返されて、一時16,200円を下回る。その後買われて雲中に入るが16,300円を前に押され小幅高での前引けです。行きあぐねてますね。hMAの収束が進んでいます。16,500円を天井に始まった短期の下落トレンドの初戻しといったところでしょうか。

分足雲下限、先物16,270円で売り建て。一時16,200円を割り込んでシメシメだったんですが、その後先物16,300円まで上昇してドキドキとスリリングな前場でした。引き続き底も固く、雲も薄くなってくるため上も軽くなってきます。現物が引け値16,240円を超えて引けるようならその後ドテン買いも考えています。


寄り付き前(8時50分)

NYダウ 12176.54 △19.77
NASDAQ 2384.94 △9.06
CME225 16275 △35

NY市場は続伸、ダウは史上最高値を更新。12,200ドルを超えて引けることがあればさらに一段の上昇が予想されます。ナスダックは陽の陽包み、高値圏で出れば最後の抱き線となり反落シグナルですが、中段で出れば上昇加速を示唆します。現水準が天井なのか中段なのかは今日の時点では分かりません。NY市場のトレンドを掴むにはもう一日必要なようです。
CME225先物はNY相場の強さに比べるとだいぶ弱いようです。現水準での寄り付きとなれば、分足雲下限を下回ることとなります。16,200円の底の固さが試される展開となるでしょう。

まずは16,200円の固さを見極めたいですね。雲下限に押されながら割り込むこととなれば売り立て、目標15,900円。割り込まず反発から16,300円を超えてくることとなれば打診買いから引けを見たいです。現物はらみ線となれば買い増しを考えています。

投稿者 ronjin : 2006年11月09日 08:53


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