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2007年02月04日

1月第5週・2月第1週

月曜寄付き 17,393円
高値    17,633円
安値    17,275円
金曜引け値 17,547円

先週に引き続いて波高き一週間でした。月曜寄付きが前週引け値を下回ったことから、下落の一週間を予想したのですが、終わってみると包み陽線となりました。とはいえ結局この2週間17,300円〜17,600円の範囲内での高値保ち合いとなっています。週後半には1月15日から12日間続いた外資系経由の寄り付き前注文動向の買い越しが3日連続の売り越しに転じるなど需給にも変化が見られています。
高値での包み陽線は「最後の抱き線」といって天井示唆線ですが中段では上昇加速線です。今週の包み陽線はどちらと考えるべきでしょうか?

2月第2週予想
予想上限 17,650円
予想レンジ 17,300円〜17,600円
予想下限 17,000円

過去10年に渡って月足終値ベースでTOPIXが1,730ポイントを超えたことはありません。1月後半の動きはまさにこれにトライする動きでしたが、結局月末にかけて下げ、節目を超えることは出来ませんでした。
去年一年間の調整局面はこの節目を超えるためのものだと考えています。また、今年前半にはこの節目を超えて金利上昇局面においてさらに上値追いとなる可能性も低くはないとも思っています。ただし直近は?と考えると去年12月からの上昇基調にもそろそろ翳りが見えてきており、上記外資系経由の注文動向以外にも裁定買い残が過去最高の5兆円超えとなるなど、短期的な需給にも警戒感が漂っています。
週末にはオプションSQも控えており、金曜後場のような先物売り仕掛けには非常にセンシティブに反応する地合いが予想されます。売り仕掛けからちょっと値を崩す程度であれば引き続き高値保ち合いから過熱感解消を待って上値追いという展開も考えられますが、この2週間底値として機能していた17,300円をしっかり割り込んでくると売りが売りを呼ぶ展開が予想されます。

日足の形がいいだけに売ればいいとも言い切れないんですが、需給がタイトであることやアノマリー・TOPIX節目・高値警戒感等を総合的に考えれば、やはりここは目先天井であると判断されます。
まずは17,600円〜17,300円のレンジを拾いつつ、しっかり抜ければ乗っていくというスタンスで臨みたいと思っています。

というわけで上記命題の答えは最後の抱き線だと考えていますが、どうでしょう?

投稿者 ronjin : 10:49 | コメント (0) | トラックバック