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2007年05月13日

5月第2週

月曜寄付き 17,564円
高値    17,827円
安値    17,455円
金曜引け値 17,553円

GW明けの今週は休みの間NY市場が強かったのを受けて高寄りしての一週間となりました。はらみから上抜けを経て2月急落時の窓下限17,850円水準までの上昇となったものの、木曜日のかぶせ線から金曜日には下放れての陰線で17,550円水準での惹けとなっています。

5月第3週予想
予想上限 18,200円
予想レンジ 17,300円〜17,850円
予想下限 17,000円

2月高値から先週金曜日まで立ち会いは50日程あります。その間空いた窓はなんと12個、約4日に一回窓が空いています。非常に波高き線となっており、にもかかわらず週足引け値ベースではほとんど動きがないことから、引き続き買い方売り方共に腰の据わらない、目先の値動きに振り回されている様が見て取れます。オプションの売り方は儲かってしょうがない地合いですね。
NYが上がってCME225が高く返ってくれば上放れ(逆は下放れ)と、全く主体性がない日本市場ですが、ただ一点主体性を持っていることがあります。それは2月急落時の窓を埋めない、ということです。この木曜日には上寄りから17,800円を捉える場面もあったものの、結局窓に入ることなくかぶせ線となってしまいました。

今週の週足、保ち合いから上ヒゲの長い上放れ十字陰線は、上昇シグナルです。保ち合い放れの線と考えてもいいでしょう。金曜日には一時17,500円を割り込んだものの窓を埋め切らず反発から引け値17,500円を超えたこともプラス材料として考えられます。また同水準は日足基準線と75dMAが存在する場所でもあり、ここで反発となったことは中期的な上昇トレンドを確認したと受け取れます。
しかし金曜日のNY市場が反発したことによって、CME225先物は17,700円を超えて返ってきています。いくら上昇トレンド確認・目先反発シグナルといえども、この返りでは高過ぎます。同水準での寄り付きとなれば、一時的な踏み上げ相場から17,850円水準に再びトライすることとなったとしても、そこで反落となればまだしばらく保ち合いが継続することとなるでしょう。

週足引け値ベースでの保ち合い上放れを演じた日経現物チャートに対して、NYのチャートは一層天井感が漂っています。金曜日の反発も、底入れ感からの反発というよりはアヤ戻しの形です。ナスダックははらみ線となっているため、これを抜けた方向へ付くべきですが、長期的な上昇トレンドの上限水準に位置することから、ロングポジションには注意が必要でしょう。はっきり言えば、天井圏での陽陰並び十字・切り込み線となったことから、このはらみは下抜ける可能性が高いと考えています。

日本相場における中期的なトレンドはイーブンからロングへと移行しつつあります。しかし依然保ち合いは継続しており、現在のチャートを見る限り本格的に買いで入れるのは18,200円を超えてからでしょう。
日足ベースではイーブンの三角保ち合いと、上方三角保ち合いの二つの保ち合いが観測されます。17,700円を超える動きは17,800円に向かう可能性が高いため、同水準での保ち合いは買いで臨む場でしょう。

投稿者 ronjin : 2007年05月13日 17:12


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