« 反撃の狼煙? | メイン | スクリーニング »

2006年05月20日

5月第3週

月曜寄付き 16,390円
高値    16,590円
安値    15,910円
金曜引け値 16,160円
前週比   -450円

今週の相場は一時16,000円を割り込むものの反発して回復、ってことで底入れ反発だー!といきたいところだけど…

週足チャートを見てみましょう。

2006Y05M20D 112041740
クリックで拡大します

5月第一週に付けた陰の陽孕み小陽線を大陰線で包んだ後の続落。13週MAに頭を抑えられ割り込んだ26週MAを金曜引けに回復する事が出来ませんでした。パラボリックも陰転、MACDもマイナス乖離を広げています。ストキャスティクス,RSIとも下がってはいますが安値警戒感とまではいかない水準。まぁはっきり言うと中途半端です。まだ完全に底値確認出来るところまでは落ちてないんじゃないかなぁという感じ。いっそこのままボリンジャーバンドの-2σ(15,500円どころ)まで落ちて、きちんと底入れ確認した方がすっきりするのになぁという感じです。

次に日足を見てみましょう。

2006Y05M20D 112501724-1
クリックで拡大します

とはいえ目先は反発基調を強めそうな足です。何てったって今週は反発シグナル連発です。それぞれについては平日の大引けエントリに書いてあるのでそっちを参照してもらうとして、一週間終わって感じるのは、内部環境(国内株式市場自体)は上にいきたくてしょうがないのに外部環境(アメリカ市場や商品先物市場、為替等)がいかせてくれないという感じでしょうか。もちろん今の日本相場が単独で動けるわけはないので当たり前ですが、にしても今週は「もうはまだなり」を強く感じた一週間でした。
テクニカル的にはオシレーター系シグナルであるストキャスティクス,RSIが安値警戒域にあり、MACDはシグナルとの乖離を狭めそうな雰囲気です。金曜日の足は前日の十字線を包む下ヒゲ陽線。今度こそ窓埋めでしょうか。
週末のCME先物の終値は16,225円。勢いから言えば月曜寄付きはこの値段近辺か少し上になるでしょう。この場合、来週の相場の動きとしては大きく分けて三つのシナリオが考えられます。買い方にとって最悪なのは週足ベースで中寄りしたものの上値も下値も切り下げて続落になる事です。こうなると大陰線の後の伝い陰線、三羽ガラスもあり得る暴落前兆シグナルです。その次に悪いのは週足でタスキ線になること。金曜終値よりも高く寄り付いて来週終値で今週寄付きを抜くような足になると、下落途中のタスキ線ってことで売りの急所となります。この場合はもう一段下げて底入れしてから本格的な反発基調となる可能性が高いです。さらにマイルドなシナリオとしては一週間かけて上下に小動き、結果孕み寄せか上下ヒゲ付きの小線になることです。孕み寄せになったからといっても上昇が確定するわけではありませんが、日柄を消化する分タスキ線になるよりは遥かにましです。

はてさて、来週はどんな相場になるんでしょうか。大きく相場が動きそうなときはオプションの売買がお勧めです。詳しい説明はまたの機会にでも。

投稿者 ronjin : 2006年05月20日 12:19


トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://stockcharts.jp/MT-3.2-ja-2/mt-tb.cgi/14

コメント

コメントしてください




保存しますか?