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2006年06月24日

6月第4週

月曜寄付き 14,810円
高値    15,130円
安値    14,480円
金曜引け値 15,120円
前週比   +250円

先週の相場は予想レンジ(14,500円〜15,100円)いっぱいの動きでした。週前半に窓を埋めて後半反発と、しっかり下値固めしながらの上昇は安心感があります。予想していたより強く、上の窓を埋めた形で終わりました。来週はどういう動きになるのでしょうか。

6月第5週予想
予想上限 15,600円
予想レンジ 14,900円〜15,500円
下値限界 14,700円

今週の週足は下影陽線、先週の大きなたくり線に中寄りして下値を横目で見ながら続伸。上値下値ともに切り上げる形で先高感を伺わせる線です。トレンドは上向きに変わったと言っていいでしょう。とはいえ先週の入り首の影響はまだ残ってると考えられるため、いまだ不安定さは拭いきれません。
日足では木曜日に窓を空けて上昇、一気に15,100円までの窓を埋めたことで強気が確認されました。翌金曜日も下値を5dMAにサポートされながら切り返し並び陽線となったことから下値不安は少なく感じます。気になるのは15,000円が鉄板の下値支持線とならなかったことと、2日続けて25dMAに頭を押さえられていることです。今の勢いからいけば近いうちに上抜けることは間違いないでしょうが、少し揉み合うようにも見えます。
このように強弱感が対立する線が多く非常に判断が難しいことや、今の日本相場のボラティリティの異常な高さを考えると、来週の相場はちょっとした材料や先物の動きで一気に流れることも考えられる一方で、逆に5dMAと25dMAに挟まれて膠着感を強めることも考えられます。
最も素直で安定的に上昇するシナリオとしては、来週前半は5dMAと25dMAの間で揉み合い、後半25dMAを寄付きで越えてその後25dMAを下値支持線として推移する形が考えられます。週足では底値反発からの3本連続陽線となり、さらに先高感が高まる形。ただしその線が6月1週の大陰線を上抜けなかった場合、下げ三法(というよりも逆押さえ込み)となり、目先反落シグナルとなります。
別のシナリオも考えられます。金曜日の動きは新規の空売りを巻き込みながら上昇したように見えるということから、もし週頭から一気に25dMAを超えてくるようなことがあると直近の売り方の踏み上げを誘い、一気にもう一つ上の窓(15,500円〜15,620円)近辺まで上昇するというものです。その場合その後の急落が考えられ、たとえ続伸となったとしても長い上影を残すこととなるでしょう。これまた目先反落シグナルです。
本格的な上昇トレンドに乗るにはまだ少し時間がかかると予想されます。売り方の踏み上げで売り抜け、買い方の投げで買う。言うほど簡単ではありませんが、軽めのポジションから早めの乗り降りが要求される相場となるでしょう。

投稿者 ronjin : 2006年06月24日 13:53


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