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2006年11月29日

11月29日 放れ寄り切り線

大引け(16時50分)

日経平均 16,076.20 △220.94

後場寄付きこそ大人しかったものの、すぐさま買われる展開となりました。徐々に上値を切り上げる展開となりましたが16,100円を超える水準では押され、引けでは16,080円を下回っています。日足では上放れ寄り切り線、現水準がトレンドラインの底値圏であることから非常に先高感は強いと言えます。
ただしここで注意しなくてはいけないことがあります。それは同水準は今週の予想レンジ高値水準であるということです。今日の動きはこの予想チャートの下二本のスタティックライン(15,960円〜16,080円)を陽線で埋めた形となっています。明日、今日の引け値を超えて上寄りするようならば次の上値目処は16,300円水準となりますが、16,050円を割り込む寄り付きとなっときは「はらみ線」もしくは「たすき線」となり、15,900円水準までの押しとなる可能性も考えられます。もっともその水準では初押し買い向かいの急所になると思っています。特にたすき線となったときは底値圏での上放れたすきとなり、強い買いシグナルとなります。

後場16,050円で拾ってたんですが、2時過ぎに急上昇して16,100円を超えたあたりで(上記理由により)ちょっと出来過ぎかな?という気がしてきました。かといってドテンに出る状況でもなかったため、とりあえず16,110円・16,120円で売り玉被せておきました。あくまでも保険のようなもので、同値突破するようなら外します。

前引け(11時30分)

日経平均 16,013.59 △158.33

寄り付き前に発表された鉱工業生産指数がポジティブサプライズとなり、100円近く値を飛ばした寄り付きとなりました。16,000円を超える水準では目先の利益確定売りに押されてもたつく場面もありましたが、底堅く推移しています。後場目処となる水準は前場と同じく日足転換線を意識しています。この線をしっかり割り込んでくるようならば、今日空けた窓を埋める展開も予想されます。ただ、15,950円を割り込んだ水準には分足基準線や雲上限が控えているため、どちらかといえば引き続き底堅い展開となるのではないでしょうか。割れに付いて売るよりも押し目を拾って行く戦術が有効だと思っています。

節目と考えていた16,000円水準で揉み合ったため同水準で一旦全玉利確しました。寄り付き水準までは押される可能性も意識しながら、先物16,000円を割り込む水準では少しずつ買っています。


寄り付き前(8時30分)

NYダウ 12136.45 △14.74
NASDAQ 2412.61 △6.69
CME225 15880 △30
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り2860万株、買い3330万株
差し引き470万株の買い越し

NY市場は小幅反発。ダウ・ナスダック共に差し込み線となっています。ただ、ナスダックが25dMAの上での動きであるのに対してダウは25dMAを下回った位置での十字陽線となっており、ハイテク主導の反発となったとしても内需が頭を抑えるという展開も視野に入ってきています。いずれにしてもまずは週初大陰線に対する戻りを試す動きとなっていますが、5dMA・25dMAがまとまったあとの動きが注目されます。その後下に振れることがあれば日本相場が上昇トレンドに乗っていたとしても影響は免れないと考えられます。
CME225先物は大証終値比30円高での返り。現水準での寄り付きとなれば昨日の陽線に対して上寄りすることとなり、TOPIXは基準線を越えて寄り付くことが予想されます。寄り付きから下値を探ることなく陽線を立てることとなれば数日に渡って底堅い上昇トレンドが続くことが予想されます。
寄り付き前には10月の鉱工業生産指数の発表があります。この数値がサプライズとなるようなら急上昇・急下落もありえます。短期的には寄り付き方向に付く戦術も有効ではないかと思っています。

買い玉利確のタイミングを探ります。意識される上値は日足転換線15,990円水準、そしてすぐ上の窓16,040円〜16,060円水準です。今日急上昇によってその水準に到達することがあれば一旦利確の売りを行う予定です。

投稿者 ronjin : 2006年11月29日 08:07


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