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2007年03月13日

3月13日 宵の明星

大引け(16時30分)

日経平均 17,178.84 ▼113.55

後場小高く寄り付いたものの、上値を追うことなく下落の動き。17,200円を割り込む水準では反発。短期ダブルボトム形成後、一時ネックラインを超えるもすぐさま反落となり、下げ幅を広げる展開から安値更新。17,150円水準からは少し戻して引けています。日足では下寄り引けの陰線、昨日の下ヒゲ小陰線を宵の明星とする動きとなりました。日足MACDはイーブンレベル、明日はトレンドを決定する寄り付きとなりそうです。
急戻しの動きから反落となったため17,250円水準にシコリ玉を残す結果となりました。暫くはここが見えない上値抵抗ラインとなるかもしれません。

短期ダブルボトムからダウントレンドの上値抵抗ラインを突破したのを確認して、押し17,160円で買い戻し。吹き上げ後超えたネックラインを割り込んだ保ち合いとなったことから売り場待ち。保ち合いから下抜けた17,150円打診売り建て、持ち越しです。
大証先物の分足MACDはボトムアウトからイーブンレベルへあと一歩というところです。明日寄り付きから17,150円水準までの戻りはあるかもしれませんが、同水準は分足基準線や雲下限水準となることから戻り売り水準だと考えています。

前引け(11時40分)

日経平均 17,233.78 ▼58.61

寄り付き小安く、分足雲中での寄り付きから一旦雲下限を試す動き。雲下限を割り込まず反発から雲抜けも17,300円水準では上値重く反落。揉み合いながら下げ足を広げ、分足雲を割り込んで引けています。hMAはピークアウトしており、後場寄り戻ったとしても17,260円水準が次の上値抵抗ラインとなります。
昨日から続く17,200円〜17,300円での保ち合い下限から少し反発した水準での前引けとなっています。後場寄りから17,260円を超えることなく17,200円を割り込む動きとなれば短期ブレークダウンとなります。

寄り付き前に先物気配が急速に切り下がったため少し迷ったんですが、スタンスは売りだったこともあり寄り付き売り。同時に17,250円・17,280円で売り指し。一時先物17,250円まであったんですが残念ながら約定せず。
10時過ぎ17,180円からの戻り17,200円売り。ただこれはギャンブルであり、セオリーとしてはその後の17,170円タッチでの17,180円売りとなります。
後場現物17,260円オーバー、17,100円突っ込みでは買い戻します。


寄り付き前(8時40分)

NYダウ 12318.62 △42.30
NASDAQ 2402.29 △14.74
CME225 17290 △10
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3090万株、買い2890万株
差し引き200万株の売り越し

NY市場は上昇。ダウは高値安値ともに切り上げる陽線、ナスダックは下放れた寄り付きからの差し込み線となっています。日本市場同様戻り水準での動きとなっており、ここを上抜けてこれるかどうかに注目されます。今週SQを迎えるNY市場だけに週後半にかけて波乱の動きも想定されます。
CME225先物は昨日の大証終値水準での返りとなっています。同水準は現物換算で雲上限近辺となっており、寄り付きでこれを超えてくることとなれば短期的には強い動きが予想されます。その後の押しで雲上限を割り込まなければ5日までの突っ込みで調整は終了したと考えられます。現物雲上限を割り込んだ寄り付きとなれば引き続き同水準が上値抵抗ラインとして意識されることとなります。
日足雲上限を割り込んだ寄り付きとなれば、5分足一目均衡表での分足雲上限を意識した動きが予想されます。17,250円水準を底に反発の動きとなればザラ場日足雲上限突破も視野に入ってきます。

寄り付き日足雲上限を超えるかどうかでポジションを決定します。基本的には調整不十分と思っており、超えて買いポジションとなった場合でも軸足は売りに置いて、下げる動きにはセンシティブに対応したいと思っています。

投稿者 ronjin : 2007年03月13日 08:37


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トラックバック時刻: 2007年03月15日 01:14

コメント

ronjinさんの昨日の危惧が当たってしまいましたね。これを宵の明星と言うのですね。「人間心理が凝縮されたもの」が形作ったのだと思ってみると、感慨深いです。
分足MACDに関しては、私は見た事がないのですが、どのような感じになるのでしょう。
また明日も楽しみにしています。

投稿者 マネポケ : 2007年03月13日 21:38

マネポケさん

やはり雲上限は堅い上値抵抗ラインとなりましたね。あと、これを宵の明星かと改めて訊かれると、実は典型的な宵の明星ではありません。最近で比較的典型的な宵の明星となったのは2月2日、前日陽線を受けての上寄り引けの小陰線です。この線は翌日下寄り引けの陰線となったため宵の明星であることが確定しています。
3月第2週エントリにも出てきた四角1.直前の動きで、この時点でこの相場は天井だと思ってました。そこにきて並び陰線となったため、間違いなく次は大幅安だと思ってたんですが…上値超えて上放れた時はかなり焦りました(笑)

昨日の足は正確には宵の明星に準ずる足と言えます。とはいえやはり「人間心理が凝縮されたもの」であることは間違いありません。週窓を埋める動きがオーバーシュートしたため、本格上昇への期待から雲突破を目指して買っていた買い方が力尽きて、売り方に押され始めた昨日の足。その流れを受けて小弱かった今日前場、そして今日後場のダマシの上昇のせいで余計に旗色が悪くなった買い方の投げ始めまでの動きが見て取れます。

分足MACDは証券会社のリアルタイム更新チャートで見ることができます。私は30分足に対する5,20,9のMACDを使っています。見た感じは日足に対するMACDと同じです。保ち合いにおいて株価よりやや先行性があり、ゴールデンクロスやデッドクロスからトレンド転換を見ることも出来る指標です。

投稿者 ronjin : 2007年03月14日 03:58

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