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2007年03月15日

3月15日 はらみ陽線(陰線の後)

大引け(16時00分)

日経平均 16,860.39 △183.50

後場小安く始まった後上値追い。昨日寄り付きを超える場面もあったものの反落。戻りを試しながら値を切り下げ、引けにかけて5分足雲中に入っています。日足でははらみ陽線(陰線の後)となっており、大底確認・反発の線の可能性もあります。明日16,870円を上回る寄り付きから16,860円を割り込まず反発となれば、昨日空けた窓を埋める動きから上昇トレンドへ移行する可能性が出てきました。
ざっくり言ってしまえば方向感のない展開です。ごく短時間での水準調整から保ち合いを繰り返しており、今日の上昇もトレンドを作る動きとはなりませんでした。日足の形からは反発示唆ですが、買い出動は明日の寄り付きを見てからでいいのではないでしょうか。

後場寄り小安くその後上昇に転じた局面で、先物は16,870円を頭に2本線が並んでいます。同水準は現物換算で窓下限水準であったことから、ここを天井と見て16,870円売り指し。これを超えれば窓埋めの動きと考えたため、LC水準は16,880円トリガーの16,870円買いに決定。約定後その足で16,880円となったため速攻買い指し、約定となりました。結果16,880円が天井となってしまいました…
手数料だけは取り返してやろうと次の売り場を探してたところ、16,840円割れの16,850円売り16,790円買い戻しで事無きを得ました。反発局面の初押しとも考えられる引け味だったため売り玉持ち越しは出来ませんでした。
明日は16,700円〜16,900円での保ち合いとなる可能性もあり、上放れから一気に窓を埋める動きも考えられます。今日の日足で中寄りからはらみ陽線引けとなったことから、昨日までの強い下落懸念はひとまず後退しています。

前引け(11時30分)

日経平均 16,918.84 △241.95

16,800円水準での寄り付きから保ち合いの動き。下抜けの動きをダマシとして反発、前引けにかけては5分足雲上限も超えて16,900円を底とした保ち合いで引けています。昨日寄り付きまで後一歩というところまで戻してますね。
ちょうど昨日の前場と逆の動きになりました。つまり実線は上寄りから保ち合い・5分足OSCIは寄り付き上方乖離からイーブンレベルへの動きです。考え方としては同じです。値幅ではなく時間によって調整が行われたということになり、調整一巡(OSCIのイーブンレベル到達)後の動きが重要となります。
今日はちょっとダマシが入っていますが、セオリー通りに対応した場合は引っかからないダマシですね。この時の下方ブレークラインは先物16,720円です。9時40分頃これを割り込んでいますが、すぐ後の戻り局面で同水準を上回ってきています。これは保ち合いの幅を広げたか、上昇へと動く前兆です。そのまま16,780円を超えたことから目先上値追いが確定していますね。
後場寄り小高く16,930円水準での寄り付きから昨日の窓を埋める動きとなれば17,000円までの上昇、同水準での寄り付きにも関わらず上値を追う展開とならない時は16,800円からひょっとしたら16,700円水準までの下落も考えられます。

そんなわけでダマシ下落の後の16,750円でLC買い戻しです。昨日空けた窓を埋めるのか、それとも窓下限水準が目先天井になるのかに注目しています。現時点では後場のポジションは決めれません。様子見の後場となるかもしれません。


寄り付き前(8時40分)

NYダウ 12133.40 △57.44
NASDAQ 2371.74 △21.17
CME225 16735 △185
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り3660万株、買い1770万株
差し引き1890万株の売り越し

NY市場は反発。ダウは一時12,000ドルを割り込む場面もありましたが、後半戻して前日比プラス引けとなっています。ダウ・ナスダック共に突っ込み警戒感からの戻しであり、本格的な反発局面に向かうとは言い切れません。明日にかけて続伸しても、ダウ12,090ドルを割り込まず12,200ドル・ナスダック2,335ポイントを割り込まず2,380ポイントを超えてこないようなら下げ三法から反落、下値探りの展開も予想されます。一時的とはいえ前回安値を割り込んだことから今朝の安値を基準とした二番底を試す動きは意識されます。
CME225先物終値は大証終値比で200円近い上昇となっています。先物16,735円は現物換算で16,780円水準でしょうか。同水準は5分足雲中であり、昨日出来高が多かった水準でもあります。現物16,800円を基準とした保ち合いも予想されますが、寄り付きからこれを底値とする動きとなれば17,000円水準で引ける可能性もあります。そうなれば昨日の線との組み合わせは下放れたすきとなり、売りの急所となります。逆に同水準を天井、雲下限を底値として保ち合う動きとなれば陰の陰はらみとなって、底値確認となるかもしれません。

NYは続落の動きを予想していたため、CME225先物の16,700円超えでの返りは実は予想外です。とりあえず寄り一確認ですが、現物16,800円を下回る寄り付きから16,800円を超える動きとなれば一旦LC買い戻し、予想外のことがあった時はひとまず撤退に軸足を置きます。

投稿者 ronjin : 2007年03月15日 08:05


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コメント

はらみ陽線の日足、5分足で見るとかなり、印象が違うのですね。

投稿者 マネポケ : 2007年03月15日 21:05

まさにその通りです。

トレンドは常に短期から長期へと伝搬していきます。短期を無視した長期のテクニカル分析は意味をなさず、また長期のトレンドを無視した短期テクニカル分析は意味をなしません。

投稿者 ronjin : 2007年03月15日 21:13

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