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2007年05月21日

5月第3週

月曜寄付き 17,682円
高値    17,786円
安値    17,320円
金曜引け値 17,399円

月曜高寄りから長い上ヒゲを付けた小陰線となり、これを高値に弱く推移した一週間でした。週足では前週の上放れ十字小陰線を包む大陰線。少なくとも強い上昇シグナルは消滅し、次週続落の動きとなれば今度は強い下落シグナルとなる動きです。TOPIXは既に二役逆転の形となっており、週初続落すれば三役逆転も視野に入ってきます。

5月第4週予想
予想上限 18,200円
予想レンジ 17,400円〜17,750円
予想下限 17,000円

予想上下限は先週と変わりません。ただ保ち合いを強める動きとなっているため、レンジは狭くなっています。実はこのエントリは非常に長いものだったのですが、あまりにも長く難解なものとなってしまったため、ザックリ削ってアップします。

2007Y05M20D

現在のチャートはこの様な動きとなっています。上下の帯は直近に存在する窓、線は三角保ち合いを示しています。
上値固定・下値切り上げの三角保ち合いはアセンディング・トライアングル・パターン(ATP)と呼ばれ、強い保ち合いから上抜ける可能性の高い形とされています。このチャートの場合、日足引け値ベースで17,750円を超えれば中期の買いシグナルとなります。
しかし問題はそのすぐ上にある帯、急落時窓が作る上値抵抗帯です。上述したように引け値ベースで17,750円を突破すれば、窓埋めから(押し目を付けた後?)高値を取りにいくことが予想されます。しかし、ザラ場突破から引け値17,750円を割り込む動きとなれば、三山からATP下抜けとなる可能性も低くありません。上昇三角保ち合いを下抜けしたときの下向きのモメンタムは非常に強く、一気に17,000円を下抜ける可能性も低くありません。

このチャートからだけでは下抜けの可能性は少ないのですが、TOPIXは日足一目均衡表において二役逆転となっており、週初続落すれば三役逆転も視野に入ってきます。また日経週足は上放れ十字陰線を包む大陰線となっており、ひとまずイーブンからやや弱い形を見せています。さらにNY市場に漂う天井感を感じるに付け、どうも上抜けるイメージが湧きません。先週はもう少し強気だったんですが高値を取り続けるダウを尻目に週足反落されたんじゃ、さすがに強気ではいれませんね。

CME225先物は17,500円で返ってきている事から、週初ひとまず日足雲上限を底として、2〜3日を要して三角保ち合い上限17,750円水準を目指す展開が予想されます。その後週末にかけても強く、引け値17,750円を超える動きとなれば、翌週は17,800円を超えて18,000円を伺う展開も見えてきます。しかし反落から三角保ち合いの下値支持線を割り込む引けとなったときは、もはや雲は下値支持帯とはならないでしょう。
雲のネジレが迫っており、今月末から6月初めにかけて大きな相場の転換期を迎える可能性があります。まずは三角保ち合いのレンジを拾いつつ、これを放れる動きには付いていくべきでしょう。

投稿者 ronjin : 2007年05月21日 00:08


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