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2007年06月03日

5月第5週・6月第1週

月曜寄付き 17,544円
高値    18,017円
安値    17,484円
金曜引け値 17,958円

前週金曜日の下放れ下ヒゲ陰線を捨て子線とする小陽線で始まった一週間でした。火曜日には窓埋め寄り付きの包み陽線、水曜日波高きはらみ陰線を経て木曜日にATP上抜けの振り分け大陽線。金曜日には18,000円に届く上放れ上ヒゲ小陽線となっています。
週足では上抜けの陽線。長い保ち合いを経ての上抜けとなっており、非常に強い先高感を感じさせる線です。

6月第2週予想
予想上限 18,500円
予想レンジ 17,750円〜18,300円
予想下限 17,700円

日経現物チャートから見てみましょう。

Nikkei20070603

非常に強い形です。金曜日に宵の明星の可能性を残す上放れ上ヒゲ陽線を残してはいますが、余程の事がない限りは上窓上限への到達が予想されます。週初は押して下窓埋め17,850円水準から上窓埋め18,100円水準の動きが予想されます。週後半にかけて上抜けた場合の上値目処は前回高値18,300円水準、日経平均のチャートから見いだされる次の上値抵抗ラインは18,500円水準となります。
直近あまりにも強いため揺り戻しの下落も意識すべきなんですが、少なくともこのチャートからは大きく崩れる事は予想出来ません。

次にTOPIXのチャートです。

Topix20070603

こっちは少し毛色が違いますね。実はTOPIXはいまだ急落時窓下限に到達していません。直近三役好転となっており
、ひとまずザラ場ベースでの急落時窓下限までの上昇は間違いないところでしょう。引け値ベースでは上昇トレンド上限水準が上値抵抗ラインとなっており、この水準での一休みとなる可能性は高いですね。

この二つのチャートを組み合わせて考えると、来週前半は空けた窓を気にしつつも目先上値追いからTOPIX上値抵抗ラインへの到達(日経平均でいえば18,100円〜18,200円といったところでしょうか)。その後の下落局面において日経現物17,750円を割り込むかどうかが注目されます。
これを割り込まず反発となれば、いよいよ18,000円を底にして18,500円も見えてきますが、これを割り込めばTOPIX上昇トレンドの下限を目指した動きも視野に入ってきます。
正直この先のイベントや指数を考えると、前回高値を超えてさらに上値追いは考えづらいのですが、チャートが見せる可能性としては少なくとも18,500円は難しい話ではなさそうです。

最後にナスダックの週足および日足を見ておきましょう。

Nasdaq-W

ナスダックは先週末に3年来の上昇トレンド上限を突破しています(上、週足丸部分)。下に拡大した日足を示しています。日経現物同様金曜日は上寄り引けの十字線となっている事から、週初この線を反落示唆線とする形(宵の明星・包み陰線)とならない限りはこれも新しい上昇トレンドへの移行が予想される線となります。
こちらも日本相場同様今年後半のアメリカ相場が好調を維持するとは考えにくいのですが、取り合えず上がってる間は素直に上昇を認めるしかないでしょうね。

いささか歯切れが悪いのですが、とりあえず上値追いが予想される形となっています。押し目17,750円は買い、吹き上げ18,300円は売りのレンジ拾いから、レンジを外れる動きには付くスタンスで臨んでみようと思っています。

投稿者 ronjin : 2007年06月03日 19:50


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