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2007年05月07日

5月7日 保ち合い放れ

大引け(16時)

日経平均 17,669.83 △274.91

後場からも一時高く、前場高値を上回る場面も見られましたが、流石に利益確定の売りも出て大引けでは前引け水準となりました。日足では上放れ陽線。保ち合いからの上放れで陽線引けは非常に強く、中期的な上昇決定線となる可能性もあります。しかし同時に週足窓となったことから、まずはこれを埋める動きとなるでしょう。窓埋めから雲突っ込まず反発の動きとなれば本格的な上昇トレンドが開始されそうです。

後場17,710円タッチの17,700円買い戻し。引け際17,700円売り建て持ち越し。窓埋めの動きなしに上値追いはないと見込んでいます。

前引け(11時20分)

日経平均 17,662.34 △267.42

予想以上に高いところまで来ていますね。ザラ場三角保ち合いの上値を切り上げています。週足保ち合い放れの寄り付きとなっていますが、現時点ではやはりこれは今週中に埋めそうな雰囲気です。もしこのまま17,800円を突破すればこの窓は埋めない窓となり、今後数ヶ月に渡る非常に強い相場の始まりとなるかもしれません。

17,680円を挟んだ保ち合いの上17,690円売り。吹き上げで17,700円を超えたときはヒヤっとしましたが、いくら何でも300円以上吹いてそのまま頑張れる程強くはないと見て、再び保ち合った17,700円売り増し。持ち越しです。
後場先物17,710円タッチで17,700円LC。ジリ安から17,600円水準での保ち合いは利確の売りに出ます。突っ込みは売り玉キープの様子見。窓埋めでは利確。


寄り付き前
(8時40分)

NYダウ13264.62 △23.24
NASDAQ 2572.15 △6.69
CME225 17615 △175
外資系13社の寄り付き前注文動向
売り4140万株、買い4160万株
差し引き20万株の買い越し

日本市場が休場となる間もダウが3日連続で史上最高値を更新するなどNY市場は堅調な動きが続いています。ただナスダックは引き続き上がりはするものの上値は重く、金曜日には再び上寄り引けの下ヒゲ陰線を出しています。
いずれにしても先週時点の週足解析と状況に変化はなく、ナスダックは長期上昇トレンド上限水準、ダウは上値目処は見つけられないものの予想されるトレンドラインの上限水準に存在しています。
GWの合間の日本市場は行って来いの展開となっておりチャートを埋める動きとなっています。と同時に週足転換線の急落も見られるため、下値不安が拡大した形となっています。CME225先物は17,600円を超えて返ってきていますが、同水準はザラ場三角保ち合いの上限水準となっています。現物寄り付き17,620円を超えて上伸すれば保ち合い上放れとなって2月急落時の窓埋めから高値更新も期待されますが、この窓は同時に週足窓となるため今週中の埋め戻しが予想されます。短期利益確定の押しから窓埋め反発となれば下値不安無く上値が追える形となります。

週足窓の不安定さに賭けて17,600円は売ります。ただ今日上放れた寄り付きとなっても、この窓はランニングギャップではなく保ち合い放れの窓となるため、確実に埋めると言い切れない不安はあります。
しかしそれでもなお強いダウやそれに引っ張られるナスダックに比べて、今の日経チャートは弱く見えます。中期的には今日の上放れを切っ掛けに上伸するとしても、今少し短期の売りで対処していきます。

投稿者 ronjin : 2007年05月07日 08:31


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