« 2007年07月 | メイン

2007年08月17日

15日は節目跨ぎの

15日は節目跨ぎの寄りから戻らず陰線。明確な短期トレンド転換を伴う下落となりました。16日は下ヒゲを付けたとはいえ連続二空の陰線、反発シグナルとは言えません。現時点で確認出来る下値支持線は15,200円水準。さすがにここまで落ちてくるとは考えにくいのですが、今の下落勢いから行けば無い話ではなさそうです。
あと今の動きは短期の下落トレンドではあるのですが、大きな意味でのベアトレンドではありません。下げの初動であり、この下げがどこで止まってどこまで戻るかで次の中期トレンドの発生が確認されることとなります。可能性としてはブルトレンド継続となることもあり得ます。

テクニカルを離れてファンダメンタルズを考えると、今の日経平均はバーゲンセールです。日経PERは17倍水準であり、サブプライムローン問題に端を発した信用収縮懸念も日本経済の先行きには殆ど影響がないはずです。
為替が大きく円高に動いているため、相場が重くなることはしょうがないです。ただ110円/1ドル程度の円高(?)で相場を壊す程の影響はありません。そう考えると今の動きはアメリカの金融不安を切っ掛けとしたパニックが日本市場を意味も無く直撃してる状態かなと考えています。

まぁ、いくら今はバーゲンセールだなんて言っても結局買値より売値が下がれば意味が無いわけで、落ちてる途中で手を出すのはバカバカしいことです。嵐の中では超短期のトレンド方向の値幅を拾っていくべきでしょうね。

今朝の為替市場では円キャリー取引の一部巻き戻し(おそらく自動LCの発動)も起こったようです。この突っ込みから戻って為替が落ち着けば株式市場の落ち着きにも繋がりそうですが、本格的に110円/1ドルを割り込む展開となればまだしばらくは波乱の動きが続くかもしれません。

ドル円為替チャートを見ると116円・114円を割り込むときに一気に円高に進んでいます。日米金利差を考えるとキャリートレードにおける為替変動リスク許容レベルは5%程度でしょう。となると120円〜122円/1ドル辺りでキャリートレードを行ったと言うことになります。まぁ大体予想通りといったところですかね。
んで考えなきゃいけないのは、円キャリー取引の巻き戻しなんざ本来日本相場にゃ関係ないことなんだけど、どうもそうは言ってられないっぽいと。んじゃ日銀が利上げしたらどうなるの?FRBが利下げしたらどうなるの?ということです。

投稿者 ronjin : 07:28 | コメント (0) | トラックバック

2007年08月15日

転換日?

ダウは下値目処到達まで後一歩ながらナスダックは反発の可能性を残す形。日経平均は節目下放れの寄り付きが予想されることから、今日は次のトレンド決定の日となる可能性もあります。
寄り付き下放れから戻って16,680円水準での引けとなれば止め足下値支持線への到達。8月2日の値幅調整に続いて日柄調整完了となる可能性も出てきます。出来ればザラバ足で16,650円を下回らない方が反発の可能性が高まるのですがCME225先物が16,615円で返ってきてるだけに難しいかもしれません。
突っ込みの目処は立たず、16,500円とも16,000円とも見えますが、いずれにしても今日の引け16,680円を回復出来るかどうかが注目されます。

私なら寄り付き打診買いから下は下げ止まりの保ち合いまでの買い下がり、戻り16,680円回復での引けなら持ち越し、それ以外はLCも含めて処分を考えます。

投稿者 ronjin : 08:19 | コメント (2) | トラックバック

2007年08月02日

Post Script

北川さん、chibieさん、daisyさん、コメント有り難うございます。
またメールでご連絡を頂いた皆さん、個別には後ほど必ずお返事致しますが、まずはご連絡頂き有り難うございます。
思った以上の方にご連絡を頂き驚いていると共に、多くの方に残念がって頂いてなんだか申し訳ない気持ちです。
chibieさんを始め、また書いて欲しいと仰って下さるのは本当に嬉しいことです。どうして休止するの?というご質問も頂いているので、この際だからBreakandRunout休止の経緯を書いておこうと思います。

私は金融分野の専門教育を受けたことはなく、独学と実践から理と益を共存させるシステムを作ろうと思ってきました。多くの失敗を繰り返す中、それなりに利益を上げ続けることの出来るシステムを構築するまでに至ったのですが、ここにきて自分一人で見れる相場に限界を感じてきていました。もっと深く相場を知りたい、もっと近くで相場に触れたいという欲求を持つようになってきたのです。
そんな折金融分野の人材紹介をされているテクノアーツの桶田さんというエージェントと知り合う機会があり、ミーティングを重ねる中で、証券ディーラーに挑戦してみてはどうか?というお話を頂きました。
個人投資家から証券ディーラーへの道は決して多くない中、私のシステムに期待して紹介して下さったエージェント、また採用して下さった証券会社の期待にも答えたい。また多くのプロの中で仕事ができるということにも魅力を感じて、今回その道に入ろうと決心しました。もちろんやるからにはトップ目指します(笑)
(私のキャリアから証券ディーラーに話を持って行く桶田さんというエージェントはただ者じゃありません(笑)もし金融分野での転職を考えてる人がおられるなら、連絡するだけでもしてみてはどうでしょうか。)

証券ディーラーになれば、職場以外での株取引はもちろんのことブログで相場観を書くことも出来なくなります。また入社までに取得しなければならない資格もあり、その勉強のためにも一旦休止という形を取らせて頂きました。
ただ8月いっぱいはまだ書いてもいいので、毎日の更新は無理だとしても、(私のシステムに関することも含めて)質問にはお答えしようと思っています。

それではchibieさんのご質問、今の相場ってどんな感じ?にお答えします。

後講釈になりますが、今回のキツい下げの切っ掛けからお話ししましょう。

7月9日・10日の上放れ並び陽線は、それ以前のトレンドライン上限を超えた水準での上昇確定シグナルでした。
にも拘らず11日に下放れ陰線を出したことは違和感を感じる動きです。CMEが下げて大証先物が鞘寄せしたとしても、前日までの動きからはここは陽線引けするのが普通です。ただこの日は三角保ち合いの下限水準での引けとなったことから、翌日から反発となればノイズで片付けられる可能性もありました。
ところが翌日上げて寄ったにも拘らず、これを下抜ける陰線で引けたことから、今までのトレンドラインは消滅することとなります。
直前上昇シグナルを出したにも拘らずトレンドラインを下抜ける動きはテクニカル的に異常な動きであり、これはテクニカルイレギュラーとなります。この時点で戻ったとしても直前の高値を抜く可能性は極めて低くなり、そこが戻り天井となる可能性が非常に高くなります。翌日振り分けの放れ陽線となっていますが、結局高値を抜くことができず、しばらく保ち合った後大きな下落へと繋がっています。

そしてタイムリーなことに今日、日足ベースでの下値支持線に到達後、反発から下ヒゲはらみ線(大陰線の後)となっています。目先底入れの形であり、今日の安値を下回る可能性は非常に低くなっています。
後場寄りから一段下げた16,700円水準は打診買い水準、戻って16,900円水準は追撃買いの急所となっています。ひとまず底入れから窓埋めに向けた動きが期待されますが、窓下限での反落からダブルボトムを形成する可能性も高いと考えられます。17,500円どころは一旦手じまいから次の動きを見極める必要がありそうです。

投稿者 ronjin : 15:11 | コメント (2) | トラックバック

2007年08月01日

BreakandRunout 休止のお知らせ

ここ数ヶ月忙しく、なかなか以前のように更新することができませんでした。それでも毎日読みに来て下さる方もおられて本当に有り難いと思っています。今回、休止の決断も迷いに迷ったものですが、毎日開く相場に関するコメントを毎日書けないなら書かない方がいいという判断もありました。

置き土産というわけでもありませんが、私がテクニカル分析についてどう考えてるか、またどんな戦術を用いて相場を張ってるかというエッセンスをTrading Philosophyに残しておきます。私の毎日のコメントは全てこれに基づいたものであり、これさえ理解出来れば私のコメントは必要ありません(笑)
8月いっぱいまではコメント欄・メールにてご質問頂ければお答えすることができると思います。この際だから聞いておこうと思うことがあれば何でもご質問ください。

私の相場観が少しでも皆さんの役に立つことができたなら、今までこのサイトを続けてきた甲斐があるってものです。また、このサイトを通じて知り合った多くの方々からいろんなお話を頂き、自分自身の相場観を育てることも出来た一年ちょっとでした。
今後はもっと近い位置から相場を見ることになります。いつかその経験を踏まえてBreakandRunoutを再開することができればなぁと思っています。

皆さんの投資・投機によりよい未来が来ますように!

ronjin

投稿者 ronjin : 08:40 | コメント (2) | トラックバック